ここ数日間の間に4冊読んだのですが、全て米村圭伍の作品でした。前に「退屈姫君伝」を読んで気に入り、他の作品にも手を出してしまいました。
4作全部感想書くんで、長いですよー!
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「風流冷飯伝」「退屈姫君伝」に続くシリーズ完結編。今回の主役は「退屈〜」のめだか姫の親友くの一お仙。
色黒で女の子らしからぬ容貌だったお仙が、里に帰り数年、見違える美人になり江戸に戻ったら大変な事態に巻き込まれる…といった感じ。
「退屈〜」のイメージで読み始めたら、意外や意外シリアス展開で、「退屈〜」に比べると軽く読める話ではないですね。うーん、あの軽さが良かったのだけど。あとファンタジー色がちょっと強くて…むむむ。
時代物は割と好きなのだけど、史実にはとんと疎いです。「笠森お仙」も「柳屋お藤」も実在してたんですと! この人の作品はフィクションに史実を上手く絡めているんですねー。面白い!
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「退屈〜」から約50年前。めだか姫の夫、時羽直重の先々代、時羽光晴が風見藩藩主だった頃のお話。主人公は豊後温水藩の蜜姫。天下の将軍吉宗公に相対せんと、武芸者に扮した蜜姫が藩を出奔し、忍び猫を供に各地を行脚する、というお話。
「退屈〜」と同じような『です・ます』調で書かれていて、講談を聞いているような感じで読み進められます。
蜜姫も可愛いんですが、蜜姫の母・宇多がまた良いキャラしてます(笑)
ところどころで「ぷくく」と笑え、軽く読めるお話でした。
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「退屈姫君伝」の続編。
今日も今日とて暇を持て余すめだか姫は、参勤交代で四国讃岐に帰っている夫の時羽直重が失踪したという知らせを受け、お仙らを引き連れ一路讃岐へ。行ってみたら報せの通り藩主は行方不明で、更に風見藩は乗っ取り寸前。藩を救うべくめだか姫は動きます。
突拍子も無い言動をする姫ですが、なかなかの切れ者。今回は腹違いの姉の名を借り、敵と相対し口合戦。あわや貞操の危機も、持ち前のラッキーさで乗り切ります。
いかなる事件も、『良い暇つぶし』でしかないのが流石めだか姫です。
めだか姫の夫、風見藩藩主の時羽直重も、めだか姫に負けず劣らずナイスな思考の持ち主でございました。
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「退屈姫君伝」の続編。
今日も今日とて暇を持て余すめだか姫は、将棋の指南役小文五の弟弟子・榊原拓磨の色恋沙汰に心ときめかせます。拓磨の恋慕のお相手は、東勝家の末娘・萌姫。めだか姫はこの身分違いの恋を成就させるべく動き出します。
拓磨と萌姫をくっつける目的だったが、宿敵田沼意次が絡み、藩の危機にも繋がる騒動に発展する…というお話。
拓磨と萌姫の恋が可愛いんだ…! 純な感じがキュンキュンきます。でもって、「恋」を経験することなく輿入れしためだか姫は、拓磨と萌姫を微笑ましく思うと同時に少し羨望もあったのでは、と。だからこそ、最後の「恋をしなかったのではないわ。順番が逆になって先に嫁いでしまっただけなんだわ。だって直重さまに惚れているから」のくだりは、めだか姫の幸せな様子にほんわかしました。
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「退屈姫君」シリーズと「おんみつ蜜姫」は実写化(連ドラ)したら面白そうなのになー、と思います。
「大奥」みたいにずどーんと重い感じじゃなく、ライトに見られる若い人向け時代物もあって良いと思うのです。「水戸黄門」の姫版、みたいな。
